沖縄の伝統工芸「壺屋焼」を未来へつなぐ仕事
有限会社育陶園

ABOUT 会社紹介

壺屋が好き、壺屋焼が好き!!

私たち育陶園は、60年前に壺屋の地で創業し、今日まで壺屋の景色の一つとして街と調和することを大切にしてきました。 これからもその気持ちを永遠に変わらず、「壺屋が好き、壺屋焼が好き」という想いをどのように表現できるか、様々な表現方法を模索し続けたいと考えています。 その挑戦の一環として、育陶園では壺屋で計5店舗の直営店を展開してきました。 それぞれの店舗ごとにはコンセプトを設定し、育陶園が目指すこれからの壺屋と壺屋焼を表現しています。 また、私たちが色々な店舗に挑戦することに伴い、壺屋を訪れた皆様が壺屋の色々なエリアに足を運ぶことにつながり、やちむん通り沿いの華やかで整備が進んだ壺屋のオモテ面と、通りを一歩奥に入った職人たちが汗を流す昔ながらのいびつな街並みが残るウラ面の両面を体感してもらえることを期待しています。 このように育陶園では、様々な視点から壺屋と壺屋焼の可能性を探りながら店舗という「点」ではなく地域という「面」でアピールすることで、昔ながらの景色を守りつつ、未来に向けた景色を作っていくことを目指しています。 私たちが大切にしているこの価値観に共感くださる方が仲間に加わってくれることはとても心強いので、ぜひお気軽にご連絡ください。 [会社概要] 創業年:1963年 住 所:那覇市壺屋1丁目22番33号(本店) 社員数:35名(職人チーム17名、体験チーム3名、販売・事務チーム10名、役員5名) 年 商:1億2,750万円(R4年度実績) 資本金:888万円 [採用連絡先] 電話:098-866-1635 メール:webform@ikutouen.com 会社HP:https://www.ikutouen.com 採用HP:https://ikutouen-recruit.jbplt.jp

BUSINESS 事業内容

沖縄の伝統工芸「壺屋焼」を継承し進化させる!!
沖縄戦で那覇の街は首里城を含めて9割が全焼しましたが、壺屋は空襲を免れ、ほとんど被害はありませんでした。 このようにの昔ながらの沖縄が残り続ける土地だからこそ、壺屋の景色と壺屋焼という伝統工芸を未来へつないでいきたいと考えています。 ここで私たちが重要だと考えているのが、保存するではなく継承することです。 歴史的な価値が高いものは、手を加えられないように残すという考え方もあると思いますが、壺屋で生まれ育った人々にとって壺屋の街は時代とともに変化し続けています。 この昔ながらのいびつさや不自由さと現代の人々が共存している様子こそが独特の景色を生み出していますし、このような壺屋の変化とともに壺屋焼も進化してきました。 過去から引き継いだ歴史の重みを実感しながらも、今の世代が過去よりももっと発展させて、未来の世代にバトンを渡せるかが育陶園のミッションだと考えています。 育陶園の社名の由来でもある「人も陶器も、ここで育ってより大きくなって欲しい」という創業者の想いを胸に、伝統工芸と伝統的な街並みどのように次世代へ継承していくか育陶園は挑戦を続けます!
事業概要
①伝統工芸壺屋焼の製造 沖縄の土を使い、伝統的な釉薬を自社製造しながら“美しい壺屋焼”の製造に取組んできます。 ロクロ、タタラを使った器作りをはじめ、伝統的な型技法を用いたシーサーづくり、オブジェ、タイルの製作など先人達から受継いできた技術技法を大切に、新しい事への挑戦を大切に、外部デザイナーとも連携を図りながら伝統の革新を続けています。 ②陶芸体験 シーサー作りや絵付け体験等の陶芸体験の指導・受付(電話やメール対応)、お客様の作品の管理などです。 お客様の作品のおそうじ、内容によっては色つけなどの作業もあります。 通常は、1日体験の陶芸指導ですが、年に数回保育園や学童などに出張で、陶芸教室を教えに行くこともあります。(基本は講師2人以上で出張) またある程度陶芸のスキルが身についた方には、通いの生徒さんの指導などもおこなってもらいます。 ③陶器や雑貨の製造販売 それぞれテーマの異なる「育陶園」「Kamany」「gumaguwa」「Etha」「nan*ne」5つの店舗をやちむん通りに構えています。 路地裏にある工房で作られた、壺屋焼、やちむんを中心に販売しています。 ④飲食 2021年にEtha店舗内へ小さなカフェスペースを併設したのが、育陶園の飲食の最初の始まりです。 2023年にはその裏手にnan*neをOPENし、そこにも小さなカフェスペースを併設し、そこでは平日沖縄そばの生麺を使用した、冷やしつけそば、そして金土限定で沖縄そばを提供しています。 これから少しずつ、器と食を繋げる事業を展開予定です。
育陶園の挑戦!!(5つの直営店)
<ikutouen(イクトウエン)> 伝統と革新をテーマに、壺屋焼の老舗窯元として先祖代々と受け継がれてきた技術技法を用いながら、美しい壺屋焼を目指しています。 育陶園を代表するブランド『唐草線彫』『育陶園獅子』をメインに展開しています。 <Kamany(カマニー)> 次代を担う若手職人の「自分たちの世代の暮らしに馴染むような、新しい壺屋焼を生み出したい」という想いからスタートしました。 日々を大切に、充実した毎日を過ごしたいと願っている人の"暮らしの相棒"のような器を中心に展開しています。 <guma guwa(グマーグワー)> シンプルで使い勝手のよい形や繊細な女性の手にもなじみやすい、軽さと薄さと持ちやすさ、爽やかながら手描きの温かみがある絵付けにこだわった暮らしを心地よくする「軽やかな器」を展開しています。 <Etha(イーサ)> 新たなアイデアの源として、新たな釉薬、形を生み出していき、それを皆さんと一緒に共有する実験の場です。 <nan*ne(ナンネ)> 伝統工芸の窯元という目線とこれまで出会った様々な方の目線を融合させ、これからのモノ作りと暮らしを考え、今一番形にしたいこと、伝えたいことをアウトプットする拠点です。 育陶園の考える"心地いい"って何か?を洋服・生活雑貨・食・景色さまざまな視点を織り交ぜながら探求し続けています。
これまでの歴史
高江洲家は先祖代々壺屋に土地を賜り、300年間にわたって「壺屋焼」を作ってきました。 60年前に5代目当主の高江洲育男によって高江洲製陶所が創業したことで、育陶園の歴史がスタートしました。 県外の職人を壺屋ではじめて受け入れたり、慣習に縛られない発想や行動は、創業当時から私たちが大切にしているものです。 1997年に6代目陶主の高江洲忠がの事業を引き継いだ後は、陶芸体験工房を立ち上げ体験事業を軌道に乗せたり、今までの育陶園にはなかった様々なブランドを新たに立ち上げたり、壺屋焼を進化させてきました。 また、それまでの家族的な経営を脱却し、会社として経営基盤や組織体制をしっかりと作り上げたのもこの時期です。 そして、2020年には高江洲忠の子である長女の若菜・長男の尚平・次男の光の三兄弟が先代のバトンを引き受けました。 60年の歴史に敬意を払いつつも、世界とつながり変化に富んだ時代だからこそ壺屋焼の潜在的な価値をさらに引き出す探究心を大切にしています。 これからの育陶園は社員が主役であり、社員と一緒に知恵を絞り、一緒に汗を流しながら育陶園の新たな価値を創り出していきたいと考えています。 1976年(昭和51年)高江洲育男が"伝統工芸士"の称号を受く。 1984年(昭和59年)高江洲育男が"現代の名工"として労働大臣賞を受章。 1988年(昭和63年)壺屋やちむん通りに店舗"育陶園"とシーサー工房をオープン。 1994年(平成6年)高江洲育男が黄綬褒章受章。 2002年(平成14年)高江洲忠が"伝統工芸士"の称号を受く。 2004年(平成16年)壺屋やちむん通り裏手に、陶芸道場設立。 2009年(平成21年)直営店1店舗目"guma-guwa"をオープン。 2011年(平成23年)直営店2店舗目kamany"をオープン。 2013年(平成25年)直営店3店舗目"guma-guwa"をリニューアル移転。 2014年(平成26年)シーサー工房とロクロ工房を合併、本店横に事務所設置。 2015年(平成27年)ミラノサローネで行われた NEW DENSAN100 に選出出展。 2019年(令和元年)カラーミーショップ大賞2019地域賞受賞 2020年(令和2年)直営店4店舗目"Etha"をオープン。 2023年(令和5年)直営店5店舗目"nan*ne"をオープン。

WORK 仕事紹介

自分たちの手でモノを生み出し、伝え、手渡す仕事です!!
●つくるチーム(製造) ロクロ、タタラなどの成形による器作り、伝統技法の型成形によるシーサー、そして近年はオブジェも手がけています。 チームは現在、女性8名、男性10名で30~40代が多い職場です。(工房長は女性) その人の能力に応じてスキルアップを図り、製造だけでなく、デザインまで手がける職人もいます。 外部のデザイナーと連携し、毎年新しい商品開発をおこない、伝統の革新を続けています。 ●伝えるチーム(体験) やちむん通りの裏路地に佇む、赤瓦の木造の工房で、職人達の使用する沖縄の土を使って陶芸体験教室をおこなっています。 土に触れる楽しさ、難しさ、焼いて陶器となって使ったり飾ったり出来る喜びを伝える場所です。 チームは現在、女性3名で、忙しい時にはつくるチーム(職人メンバー)がサポートをします。 ●手渡すチーム(販売) やちむん通りに「育陶園本店」「gumaguwa」「Kamany」「Etha」「nan*ne」というコンセプトの違う店舗を展開し、裏手の自社工房で作られた陶器をメインに販売をおこなっています。 壺屋焼の美しさ、手仕事、自然素材を使っているからこそでる味わいを、使うシーンと共にお客様に伝えています。 チームは現在、女性9名、男性2名で30~40代が多い職場です。
社員が主役の職場をつくっていきたい!!
多くの中小企業では、経営陣から社員へ指示を出すトップダウン型の運営が行われていると思います。 私たち育陶園もトップダウン型の組織運営を行っており、社員へ道を示すことが経営陣の責任だと思ってきました。 その一方で、複雑で明確な正解がない今の時代だからこそ、社員と一緒にアイデアを出し合い、経営陣では思いつかないような選択肢を増やしていきたいと考えています。 今後は商品開発や企画を社員からボトムアップで発信しやすい環境をつくることで、社員の視点やアイデアが反映される「社員が主役の職場」をつくっていきます!! 「楽しそう!!」と思っていただける方は大歓迎ですのでぜひ協力してください!!
他者を許容する社風!!
育陶園が創業してから60年間、他者を許容する社風はいつの時代も変わりません。 人の数だけ色々な考えがあり、自分にも自分なりの考えがあります。それらを戦わせるのではなく、お互いに認め合って大事する社風によって育陶園は成長してきました。 全員の足並みをそろっている、全員が同じことに意識を集中していることも大切だと思いますが、育陶園では一人ひとりが違う動きをしているように見えながらも、組織全体としては同じ方向を向いている心地よさを重視しています。
優しい雰囲気の人が集まる職場です!!
他人を許容するには、相手を気遣うことができる「やさしさ」が必要であり、育陶園に集まる社員はこのやさしさを持ち合わせている方がとても多いです。 やさしい人が多いので、お互いに言いやすい環境で居心地がよく、子供の体調不良で急きょ休みを取らなければいけないときには安心感を実感できます。 あら探しをする人や自分に尽くすよう求める人ではなく、相手の良いところを探せる人、苦手なことは補い合おうと思える人と一緒にお仕事できれば大変うれしいです。

INTERVIEW インタビュー

代表取締役 高江洲 若菜
社員はどんな風に育って欲しいですか?
一致団結といった強い仲間意識を社員に求めるつもりはありませんが、育陶園らしい「他者を許容する社風」をこれからも大切にしたいので、周りを見渡したときに「何か足りないなぁ」と感じたときには前向きな提案を行ってくれる社員に育って欲しいと考えています。 社員同士が当たり前にお互いを補い合うという安心感があってこそ、自分の考えを大切にしながらも相手の考えを許容する余裕が生まれるのだと思います。 加えて、物事を一方向からだけでなく複数方向から見て判断できる力も育んで欲しいと期待しています。 このような冷静さを身につけることで、忙しい時にも仕事に振り舞わされるのではなく、何を優先して行うべきかを逆算して判断できるようになると考えています。 ちょっとした自分のサポートで劇的に改善するはずなのに見て見ぬフリを行ったり、感情に任せて一方的な判断を焦って行うことは、社員が主役の職場をつくるうえでマイナスに働いてしまいます。 皆さんが輝ける居心地の良い育陶園を目指し、会社と社員の皆さんがともに成長できる環境づくりにこれからも注力していきます!

BENEFITS 福利厚生

各種手当

[通勤手当] 育陶園本店から2km以上の方で、バス、モノレール、車出勤の方へ一律¥5000/月を支給します。 ※出勤日が月15日以下の場合は200円/日×出勤日数 [土日祝日手当] 土日祝日に会社から出勤を求められた場合には、日給が通常時の1.2倍になるよう手当を支給します。 [決算手当] 会社の業績が良かった年には、決算手当があります。

社会保険

雇用保険、健康保険をしっかり完備しています。

有給取得率は9割以上

シフト勤務ではありますが、本人の希望を最優先してシフトを組みますので、100%希望どおりになることも多いです。 また、有給取得率は9割以上なので、メリハリのある働き方が可能だと思います。

社員割引

育陶園で製造販売している商品を社割で購入することが出来ます!

FAQ よくある質問

土日・祝日は必ず入らないと行けないですか?
基本的には入ってもらいたいですが、予定などで難しいときは調整可能です! 土曜日は出勤できるけど、今週の日曜日は難しいなどがあれば、お休み希望を出して頂ければシフト調整いたします。
出勤当日に、やむを得ない事情で出社出来ないときはどうしたらよいですか?
連絡ツール(LINE)にて、事情を説明して頂ければ、代わりのスタッフなどが店舗の対応をするので、気兼ねなくご相談してください。